熊本城の現状

2016年4月14日21時26分、熊本県熊本地方の深さ約10kmでマグニチュード(M)6.5の地震が発生、また、16日01時25分には同地方の深さ約10kmでM7.3の地震が発生した。この地震により、熊本城も全体の3割以上の被害を受けた。
大天守と小天守(2018/01/02)
西南戦争薩摩郡総攻撃の三日前、原因不明の火災により天守や本丸御殿など主要な建物を消失、現在の天守閣は1960年に、鉄骨鉄筋コンクリート造で外観復元されたもの。地震では上層階はほとんどの瓦や鯱が落ち、入口付近の石垣が崩落した。
戌亥櫓(いぬいやぐら)
西出丸の戌亥(北西)の方向に位置する木造二重三階の隅櫓、平成15年8月に復元された。地震により、石垣が崩落した。
宇土櫓(うとやぐら)
国指定重要文化財
本丸の北西の隅、20mの高石垣の上に建つ3層5階地下1階、地上約19mの櫓で、天守並みの構造と大きさを誇る。五階櫓自体は西南戦争、1889年の熊本地震、先の大戦、そして今回の熊本地震でも大きな被害を逃れた。

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